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【バスケ】センターを目指すなら、ポジションの役割を知ろう。

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バスケのセンターといえば、どのようなイメージでしょうか?

「背の高い人」や「体の大きい人」が一般的なイメージではないでしょうか。それは一概に間違いではありませんが、では、どうして「背の高い人」「体の大きい人」が選ばれるのでしょうか。

バスケットで大黒柱となるポジション「センター」。「背が高いから」「体が大きいから」で目指すべきではないポジションです。センターになるためには、必要な能力をしっかり理解し、成長していく必要があります。

そこで、今回はチームの柱となるセンターの役割、必要な能力をご紹介しますので、センターを目指す人のお役に立てれば幸いです。

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センターのプレイエリア

オフェンス時もディフェンス時も、センターの主なプレイエリアはゴール付近。ペイントエリア(3秒制限エリア)の周辺からゴール下が主なプレイエリアになります。

近年、スタイルを変えているセンター

センターのプレイエリアはゴール下、あるいはペイントエリアと述べましたが、近年のプロ(特にNBA)では、センターだけを担う選手は少なくなっています。 実際に、インサイドのからアウトサイドに向かい、3Pライン近くからもシュートを打つ選手、センター兼パワーフォワードというポジションに位置づけられる選手も多くなっています。 これは、バスケットの戦術が変化していき、ひとつのポジションでも多様な能力が必要になった結果と言えるでしょう。

センターの役割

オフェンス時は「ポスト」「スクリーン」「リバウンド」「速攻の起点」。

近年、アウトサイドからのシュートを打つことがあるセンターですが、ここではセンターの基本的な役割をご紹介してきます。

まず、オフェンス時では「ポストプレー」が基本プレー。いかに自分が得意な位置を取れるか、あるいは攻撃のシステムが機能する場所を取れるか、そのポストのポジション取りが基本のスタイルになります。

それに加え、味方のために動くスクリーン役も役割のひとつ。スクリーンはボールマンに対してだけではなく、ボールを持っていない味方に対してもスクリーンをかけに行くなど直接得点に結びつかない役割も多くあります。

そして、一番大きな役割は、リバウンドです。なぜなら、フィールドゴールの成功確率は高くても50%。ほとんどのシュートが外れてしまうわけで、オフェンスリバウンドを奪えるということは、もう一度攻撃のチャンスということ。高いリバウンドのチカラを持ったセンターは、それだけで重宝されます。

最後の役割は、速攻の起点役。ディフェンスリバウンドを取ったら、味方のポイントガードやシューティングガードが速攻で走っているかもしれません。それを逃さずパスを通して得点に繋げるという役割も担います。

ディフェンス時は、「ヘルプ」「リバウンド」「ブロック」。

ゴール下付近でポジションすることの多いセンターは、味方の「ヘルプ」をする役割が多くなります。味方が1 on 1で抜かれた時やカットインしてきた相手に対し、最後の砦となって、攻撃の流れを断ち切る役を担うのです。

それでもインサイドへドライブしてくる相手には、シュートをブロックする役割があります。シュート確率を下げるためにも、しっかりブロックできなくとも、手を伸ばしシュートコースの邪魔をすることが大切です。

そして、オフェンスと同じくリバウンドが重要になります。ディフェンス時はリバウンドに対して有利な状況で迎えることが多いので、確実に獲得したいところです。有利な状況をより有利にするためには、しっかりとスクリーンアウトをすることが必要です。

センターに求められる能力

強いフィジカル、最高到達点の高さと速度、肩の強さ。

センターは、オフェンス、ディフェンス、いかなる時もフィジカルの強さが求められるポジションです。

リバウンドの際の自らのスクリーンアウト、相手のスクリーンアウトに押し負けないパワー。空中でもバランスを崩さない体幹。スクリーンプレーをしっかりと掛けられる足腰。熾烈な戦場となるゴール下では、強いフィジカルがなにより大切になってきます。

次に、最高到達点の高さと速度。簡単に言うとジャンプ力。フィジカルにも通じるところがありますが、ディフェンス時のブロック、リバウンドのジャンプ力が重要です。リバウンドでは、たとえ相手より身長が低くてもジャンプの最高到達点が相手より高けれリバウンドを奪えることができます。背が高くジャンプ力があれば、それだけで脅威のセンターになるはずです。

最後は、肩の強さ。もっと正しく言うと、ロングパスの速度とスピードです。これは速攻時に必要になってくる能力。ディフェンスリバウンドを取ってからの速攻は得点以上に、相手の士気を下げます。「せっかく1ゴール挙げたのにもう取り返された・・・」。そんな心理的なスタミナも奪っていくので、速攻を成功させるロングパス能力は大切な要素になってきます。

まとめ

センターに求められるのは、背の高さではありません。フィジカルが強く、最高到達点の高さ、そこまでの速度が必要な能力なので、結果として背が高く体格のいい人が選ばれているという結果論にすぎないのです。

極端な話、小柄でもフィジカルが強く、ジャンプした時の最高到達点が誰よりも高くて速ければセンターをやってもよいわけです。ときどき、ミニバスや中学校の部活などでは小さくても運動能力が高い人が、ガードからセンターまでやってしまうということがあるように能力があればセンターをやってもよいのです。

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