八村塁選手がNBAのドラフトを受けて、約1年。2020年、バスケの盛り上がりはもっと加速すると思っていたのですが、新型コロナウィルスの影響でスポーツ界全体が停滞しています。
しかし、八村選手をはじめ多くのプレーヤーは自主練習や体調管理・技術向上に励みながら、現在の状況をSNS等で発信したりしっかりとコート以外でプレー以外の楽しさを伝えてくれています。
では、ファンはどうするべきか。
ただ再開を待ち望むだけではもったいないと思うのです。
選手だけではなくファンにもできることがあります。
それは、しっかりといろんな情報を仕入れてファンとしてのレベルを上げること。
ファンのレベルを上げることが、バスケの未来のためになることにつながります。
今までバスケとちょっと距離を置いていた方も、これからの期待の人材を知っておくことで、バスケが再開した時にもっと楽しめるようになりますよ。
それでは、バスケの未来を担う次世代のポイントガードをご紹介していきます。
河村勇輝(かわむら ゆうき)

次世代スター筆頭は、「河村勇輝」選手。
●身長:172cm
福岡第一高校時代は全国大会でタイトルを4回獲得。ウィンターカップでは2連覇を達成しベストファイブにも選出されました。
2020年1月には、三遠ネオフェニックスに特別指定選手として加入。同年1月25日に千葉ジェッツ戦でデビューし、B1史上最年少出場および最年少得点の記録を更新しました。
その際マッチアップしたのが、富樫選手。試合後の記者会見では「高校生とは思えなかった」「初めて自分より年下でワクワクさせる選手」と発言するなど、ポテンシャルの高さが伺えます。
特別指定選手ですので、プロとしてプレーできるのは大学入学までの間。現在は東海大学でプレーしており、大学卒業後Bリーグでプレーするのか、海外でプレーするのか期待が高まります。
テーブス海(てーぶす かい)
次にご紹介したいのは「テーブス海」選手
●身長:188cm
東洋大学京北高校2年の時に渡米。ブリッジトンアカデミー・プレップスクールに入学後、ノースフィールド・マウント・ハーモン・プレップスクールに転校。
その後は、ノースカロライナ大ウィルミントン校(UNCW)でNCAAディビジョン1デビューを飾り、1試合平均30.8分のプレータイムを得て8.8得点、7.8アシストを記録しました。1年生の時にはアシストランキング2位になるなど、非凡な才能を発揮しています。
大学を辞め、2020年1月特別指定選手として宇都宮分レックスに加入。同年1月15日のサンロッカーズ渋谷戦にてデビューを果たし、12得点をあげました。
ターンオーバーの多さが課題となることが多いが、身長・得点力・パスセンス・鋭いドライブを併せもつテーブス海は、今後日本のバスケ界にとって貴重な逸材です。
田中力(たなか ちから)

続いては、「田中 力」選手です。
●身長:186cm
アメリカ・フロリダのIMGアカデミーでプレイしている「田中 力」選手。
史上最年少の15歳で日本代表候補に選ばれたことのある将来を嘱望された選手です。
小学生時代、1試合でチーム得点87点中 、85得点をあげた話は有名な話です。IMGアカデミーの所属する以前は、U15横浜ビー・コルセアーズに所属。「B.LEAGUE U15 CHALLENGE CUP 2018」に出場し、大会MVPに選出された経験があります。
IMGに所属する前は、フィニッシャー(いわゆる点取り屋)だったが、アメリカに移りポイントガードにコンバート。これからは点を取るよりも、味方へのアシストやゲームのコントロール、リーダーシップの成長が不可欠になります。
アメリカでの経験を活かして、点の取れるポイントガードとし成長を果たし今後日本のバスケ界を背負ってほしい人材です。
富永 啓生(とみなが けいせい)

4人目は「富永 啓生」選手です。
●身長:185cm
富永選手の最大の強みは、「3Pシュート」。和製カリーという呼び声もあります。インサイドでの戦いでは外国勢に押し込まれることの多い日本バスケにとって心強い選手です。
愛知・桜丘高校を卒業後、短大であるアメリカ・テキサス州のレンジャー・カレッジへ。そこからNCAA(全米大学体育協会)1部の大学へ編入してNBAへの道筋を考えているようです。
高校時代はシューティングガード。しかし、NCAAやNBAへの道を考えるとポイントガードにコンバートされる可能性は十分にあります。
インタビューでもディフェンスの部分が日本とは大きく違うことを話されています。1対1のフィジカルの強さ、スピードに苦戦しているようですが、この壁を乗り越えてNBAの道を切り開いてほしいところです。
2001年生まれでまだまだこれからの選手。これからの日本バスケを10年・20年と背負って欲しい逸材です。
大倉 颯太(おおくら そうた)

最後は、大倉颯太選手です。
●身長:185cm
2019年12月、千葉ジェッツ特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズ戦に出場。約2ヶ月間チームと行動を共にしています。現在は、東海大学の正式ポイントガードとしてプレーしています。
千葉ジェッツには、日本人初の1億円プレーヤーである富樫選手がおり、大倉選手自身の出場機会はそれほどありませんが、日本NO.1ポイントガードのそばで練習できるのは今後、彼の成長にとって大きなものになるでしょう。
ジェッツ時代には、富樫選手からだけでなく、スキルコーチやトレーナーからも個人指導を受けていたとされています。ケガが多い理由や筋肉のバランス改善、基本的な動作習得に時間をかけて取り組んだそうです。
プロの目線で基礎を徹底的にやる姿勢には頭がさがります。ここで学んだプロ目線の基礎から素晴らしい才能を発揮してほしいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。日本における次世代のポイントガード5選。昔のイメージではポイントガードは「小さくて上手い人」というイメージではありません。そして、これから日本のバスケはポイントガード激戦区。だれが、どのスキルに特化して日本のバスケをリードしていくのでしょうか。非常に楽しみですね。
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